・初診と検査について
不妊治療をスタートするためには、まず不妊の原因を解明する必要があります。
ただ不妊の原因は女性だけではなくて、男性が抱えているケースも少なくないのです。
ですから口コミなどを見ても分かるように、不妊症かと疑われる場合にはふたりで受診することが望ましいと言えます。
女性の不妊検査については、初診・初期検査・精密検査の順に実施されて、女性の周期にあわせて初期検査を行うので最低でも1ヶ月程度の時間が必要です。
一方男性の不妊検査は、精液を採取して精液検査により精子の状態を調べる、採血検査をして感染症を調べるもので、いずれの検査も1日で済むことになります。
ちなみに精液検査については、自宅で専用の容器に採取して病院やクリニックに持参することも可能です。
女性の不妊検査は先にも触れましたが、月経期・排卵前・排卵期・排卵後など周期にあわせてにそれぞれの検査を行います。
ただ、これらの一般的な検査により原因が解明されない場合には、精密検査などを実施することになるので少し検査回数が増えることもあるのです。
初診で受けた方が良い検査としては、子宮頸がん検診やおりものに菌がいなかいかを調べる婦人科の一般的な検査と、現在の子宮卵巣の状態を調べる超音波検査があります。
排卵期の検査としては子宮内膜の状態の確認、月経の7〜12日目頃の検査としては子宮の内腔の状態と卵管の通りを調べるのです。
月経3〜5日目には、血液検査で生理中のホルモンの状態や甲状腺機能に異常がないかを調べますし、高温期の血液検査では排卵後に妊娠に必要なホルモンの状態を調べます。
またクラミジア感染に過去かかったことがないかを採血検査により確認もします。
・口コミで初診時の持ち物を確認
不妊治療の初診時に持っていくものとしては、保険証・基礎体温(調べて記録している方のみ)・事前に記入した問診票などです。
また、1年以内に初診時に実施する検査を受けている方は、その結果を持参すると検査を省略することができます。
初診を受ける病院やクリニックで初診時の費用も異なるので、事前に予約する際に確認しておくと安心です。
ちなみに杉山産婦人科では不妊ドックを受けられるので、費用は掛かりますが受けることを検討してみるのもおすすめと言えます。
不妊治療の初診に対して不安や疑問がある方は、気軽に病院やクリニックに問い合わせると良いですし、実際に初診を経験した方の口コミを確認するのも参考になります。