血液検査で分かること
様々なホルモンが妊娠には関係していて、これらのホルモン分泌量などを検査して調べることにより、子宮・卵巣の機能不全や排卵障害などが分かって最適な治療を進めていくことが可能になります。
ホルモン検査は、月経周期ごとに適した検査と時期があって、卵巣機能の測定をするための黄体化ホルモン・卵胞刺激ホルモン・卵胞ホルモンの検査については、月経3日目が理想の実施時期になるのです。
また黄体機能の検査(着床の検査)となる黄体ホルモン検査は、ホルモン分泌がピークに達する排卵1週間後に行います。
いずれも採血して血液検査をするだけで分かりますし、不妊の原因になりがちな甲状腺の病気を発見する甲状腺ホルモンなど複数のホルモン測定も1回の血液検査でできるのです。
一般不妊検査に女性の頚管粘液と男性の精子の適合性を調べるフーナー試験というのがあって、フーナー試験で陰性の時や不妊原因が見当たらない場合には、血液検査によって抗精子抗体を調べます。
それから、より安全に治療を進める目的で感染症のスクリーニング検査も実施されるのです。
B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIVなどの感染症、ABO型・Rhの血液型の検査も血液検査で行われて、このように血液検査で不妊治療につながる様々なことが分かります。
杉山産婦人科の不妊ドック
杉山産婦人科丸の内でも初診時検診として不妊ドックが行われていて、血液検査をはじめ8つの必須項目があります。
検査内容は検査時期を問わない精液検査・クラミジア検査・感染症各種検査及びAMHと、検査時期が決まっている卵管造影・子宮鏡検査・生理中ホルモン検査・黄体期ホルモン検査・フーナー検査です。
こうした必須項目があると不妊ドックは大変と感じるでしょうが、先にも触れたようにクラミジア検査・感染症各種検査及びAMH・生理中ホルモン検査・黄体期ホルモン検査などは血液検査でOKになります。
またフーナー検査の結果により行う検査も血液検査で調べられるので、大きな負担になる検査はないと言えるのです。
それから杉山産婦人科丸の内の口コミに、最初は不妊検査や治療に躊躇していましたが、早くに検討しても良かったと後で思ったというのがあります。
また、スタッフも慣れているのか順番が来ればスムーズな対応・説明してくれたといった口コミもあるのです。
不妊検査や治療を決断することは勇気が必要でしょうが、できるだけ早い段階で不妊検査や治療を検討することをおすすめします。