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不妊かどうかを診断するという考えは間違い?

不妊症の定義

一般的に避妊せず通常の夫婦生活を継続していると、だいたい結婚して半年で70%、1年で90%、2年で100%が妊娠するといわれています。
その為、夫婦が妊娠を希望して1年以上夫婦生活を行っているのに、妊娠しない場合を不妊症と現在は定義されているのです。
ですから、子供ができないので不妊症かどうか検査して診断してもらおうという考えは間違いで、残念ながら検査しなくても不妊症という診断になります。
実は、不妊検査は不妊症の診断をするためのものではなくて、今後の不妊治療のために実施されるものなのです。
20歳代でも1年間妊娠しなければ妊娠の機会を逃さないためにも、不妊検査をして治療することがおすすめですし、35歳以上なら6ヶ月以上妊娠しない時は、検査を受けた方が良いと言われています。
また重い月経痛や月経周期の不順などの症状が見られる人は、早めに医師に相談することも大事です。

病気との根本的な違い

一般の病気なら頭が痛い・お腹が痛い・どこか腫れているなど何らかの症状があると、それに従って検査をして原因が判明すると診断がされて、その診断に従って治療をすることになります。
しかし不妊症は痛みも不快感もありませんし、検査で分かることは少ないために原因の特定が難しいのです。
つまり不妊症は病気ではなくて、原因に関係なしに理由も分からなくてもある症状が見られる症候群と言えます。
妊娠できないのはなぜか、どこが悪いか、原因は何なのかを気にすることが多いですが、不妊症に関しては本当の原因までは特定できないことがほとんどです。
その為、先に触れたように不妊症に関しては定義に該当することで診断されて、不妊検査はあくまで不妊治療をするために行われるものと言えます。

ちなみに、不妊治療を開始する前に行われる不妊検査は、男性・女性共に性欲や性交能力を含めて、内分泌・栄養・免疫機能など必要な機能を全体的に確認するのです。
また女性は卵胞期・排卵期・黄体期でそれぞれ行う検査もあって、初めての検査では約1ヶ月程度かかり心身共に負担になることもあります。
ですから、通いやすさや治療方針などを考慮して自分に合った負担の少ない病院を探すことが大事です。
杉山産婦人科丸の内は、東京駅から5分程度で立地が非常によかったという口コミがあるように通いやすいですし、検査や治療に合わせて予約は取れましたという口コミもあります。
実績数が多いのも魅力という口コミもあるので、不妊検査・治療を受ける施設として検討してみるのもおすすめです。